鳥取県といえば三朝温泉くらいしか思いつかないほど不勉強であったが、先日たまたま立ち寄った宝喜温泉。思いのほか気持ちのよい温泉で、近くに来た時はまた再訪したいと思わせる湯力があった。
宝喜温泉館へのアクセス
宝喜温泉館は近く山陰自動車道や主要国道である国道9号線が走り、車でのアクセスが非常に良い立地にある。鳥取市内から山陰自動車道、最寄りの瑞穂宝木ICまでは車で30分ほど。そこから長閑な田園風景の中のんびり車を走らせても5分ほどで到着する。
ちなみに地名としては宝木(ほうぎ)だが、平成9年にこちらの温泉を掘り当てた喜びから『宝喜温泉』と名付けられたというとこだ。
宝喜温泉館の施設
宝喜温泉館の建物は平成15年に建設されたということだが、まだまだ新しく中も清潔にされておりキレイであった。
先に券売機でチケットを買い、受付へ靴箱のカギを渡すと脱衣場のロッカーキーを渡してくれるシステムだ。
それにしてもこの立派な建物で大人の入浴料460円は破格と感じる。
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脱衣場も明るく清潔で広々としており好印象であった。
大浴場へ入ると第一印象はごくごく普通の温泉施設と言ったところ。
大人10人くらいは入れるであろう主浴槽には湯口からふんだんに源泉が投入され、かけ流されている。その他、水風呂と寝湯がある。
寝湯は少し温度が低めで、長湯にはもってこいな湯加減であった。
シャワーも11基用意され、余程混雑しても待ちが出ることはなさそうだ。アメニティーはフェニックスの3点セットが備え付けられる。
この温泉施設はこれで終わりではない。
大浴場の隣にまだ何かあるなと思い覗いてみると…
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なんとプール。しかも温泉だ。しかもここでもしっかりとオーバーフローを取っているではないか!豊富な湯量のなせる業であろう。
プールのサイズは目測で15m×4mほど、深さは1mくらいはありそうだ。
『飛び込み禁止』『バタ足禁止』などの掲示があったが、下のような掲示もあったので浮き輪やゴーグルはOKということであろう。子供には良い遊び場だ。
私が訪れた際は、年配の方が水中ウォーキングをされていた。
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また、プールの奥には打たせ湯もあり、3mの高さから勢いよく落とされる湯水はなかなかに良い刺激があった。
宝喜温泉館の泉質
泉質は弱アルカリ性単純温泉である。無色透明の温泉は、弱アルカリ性もあって浴感は適度なスベスベ感がある。湯の透明感がすばらしく、肌触りも気持ちの良いものでどの浴槽でも湯の新鮮さを感じた。
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湧出時47℃の源泉は加温、加水無しでかけ流される。
湧出量は353L/minということなので圧倒的であり、この量があのプールを実現しているんだなと納得した。
毎日開館前に湯を入れ替えているということで湯の新鮮さは折り紙付きだ。
館内のいたるところに源泉かけ流し、加温加水無し、循環無しであることを謳う掲示物があり湯には自信を持っていることがうかがえる。
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実際に浸かってみると、そこまでアピールするのもなるほどと思えるほど良い温泉であった。山陰地方は比較的小規模な温泉施設が多いイメージであったが、こちらは施設も立派で泉質の良さもキラリと光る良質な温浴施設であった。
私の評価 | |
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住所 | 〒689-0213 鳥取県鳥取市気高町下光元691−1 |
公式HP | http://www.houki-onsen.com/onsen/index.html |
泉質 | 弱アルカリ性単純温泉(低張性-弱アルカリ性-高温泉) |
営業時間 | 10時~22時 |
定休日 | 第3水曜日(第3水曜日が祝日の場合は翌日) |
料金 | 大人460円 子供230円 |
入浴施設 | 男女各1内湯、寝湯、水風呂、プール、打たせ湯 |
浴室備品 | ボディソープ、シャンプー、トリートメント、ドライヤー、ロッカー |
最終訪問日 | 2022年2月 |