西日本

【華の湯】羽曳野市にある天然温泉 府内では貴重なかけ流しの温泉だ 【10湯】

今回は大阪府羽曳野市にある『源泉掛け流し 天然温泉 華の湯』をご紹介しよう。

羽曳野市は世界遺産である『百舌鳥・古市古墳群』に含まれており、市域には多くの古墳が点在している。
また、河内源氏の祖源頼信の本拠地であり、武家の棟梁として名高い八幡太郎義家も河内源氏の出である。

このような史跡を訪れた後、こちらの温泉で疲れを癒すのも一興ではないかと思う。

華の湯へのアクセス

交通量の多い堺市と羽曳野市を結ぶ府道31号線(竹内街道)が眼前を走り、阪和自動車道と南阪奈自動車道が交わる美原JCTや大阪中央環状線がほど近い立地は、車でのアクセスは抜群と言えよう。

このような場所に掛け流しの天然温泉があるとは、開発が進んだ周囲の風景からは想像しがたいかもしれない。
府道31号線からの入口には一応看板が設置されているが、それほど主張の強いものでは無く初めて訪れる際は、見逃さないように注意する必要がある。

華の湯の施設

建物は和風でゴテゴテしたものではなく、スッキリとした印象だ。
植栽などもあしらわれて、それなりの雰囲気を作り出している。


カテゴリーとしてはスーパー銭湯に属するのだろうが、一度出ると再入場は出来ない銭湯スタイルである。

食事処のようなものは無くドリンクやビールなどを提供する売店やマッサージがある程度であるが、お湯で勝負しようという意気込みのようなものが感じられて、個人的には好ましいものと捉えている。

ロビーは天井が高く開放的だ。

風呂は檜風呂と石風呂があり、日によって入れ替えられる。

石風呂側には、内湯2槽、露天風呂、岩風呂、サウナ、塩サウナ、ジェットバス、水風呂などが備わる。
檜風呂側には、内湯2槽、露天風呂、樽風呂、寝湯、お座敷風呂、ジェットバス、電気風呂、水風呂などを備える。
基本的な構成は似通っているが、雰囲気などで好みは別れるかもしれない。

華の湯の泉質

泉質はナトリウム-カルシウム塩化物泉が掛け流しで注がれる。
湧出量は毎分490リットルとの豊富な湯量が掛け流しを可能にしている。
湯は僅かに褐色でやや濁りがあり塩味が強く、周辺の温泉施設の中でも力のある泉質だと感じる。
塩分が強い泉質は保温効果が抜群で、冬季により本領を発揮する。
湧出地で44.3℃ということで、冬季以外は加温なしで使われる。

源泉掛け流しの浴槽とろ過循環の浴槽が掲示されていた。

いつ行っても、それほど混雑していないのは私には喜ばしいところだが、泉質や雰囲気を考えるともう少し繁盛してもよさそうに思える。
大阪でも源泉かけ流しを堪能できる貴重な温泉施設である。

私の評価
住所 〒583-0884 大阪府羽曳野市野453
HP 天然温泉 華の湯 (wepage.com)
泉質 ナトリウム-カルシウム塩化物泉
営業時間 10時~24時
定休日 不定休
料金 大人680円 小人320円(4歳以上) シルバー580円(65歳以上)
入浴施設 内湯、露天風呂、ジェットバス、サウナ、水風呂など
浴室備品 ボディソープ、リンスインシャンプー、ドライヤー、ロッカー、化粧水など
最終訪問日 2022年2月

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