金剛乃湯は奈良県五條市に位置し、リバーサイドホテルに併設されている温浴施設だ。
ホテルの利用客だけでなく、外来入浴も受け付けている。
五條市(ごじょうし)は、奈良県の中西部、吉野川(和歌山県では紀ノ川)流域に位置し、大和国と紀伊国を結ぶ交通の要衝として、また山深い吉野山地の入口としての役割を果たしてきた。
今でも江戸時代の商家の街並み、風情を色濃く残す新町通りとは目と鼻の先であり、宿場、商業のまちとして発展した往時の栄華をしのばせている。
金剛乃湯へのアクセス
金剛乃湯は国道24号線を和歌山方面に進み、十津川村に向かう国道168号線が分岐する交差点を通過してすぐ左手に見えてくる。
京奈和自動車道の五條ICも直ぐ近くであり、車でのアクセスは良い。
リバーサイドホテルの看板を目印に探すと良いだろう。
国道24号線の五條市街地は、以前は道路のギリギリまで建物が迫り圧迫感があったが、現在は拡張工事が進み、広々とした道路に改良されている。
金剛乃湯の施設
金剛乃湯はリバーサイドホテルと同一の敷地内にあり、地元吉野の木材をふんだんに使用して建てられた建物である。
館内は広々としており、太い柱や梁がむき出しになっている造りは圧巻だ。
内湯は温泉が投入されている大きな槙風呂と白湯のジェットバス、水風呂、サウナ。
外には大き目の岩風呂が1つ。露天風呂の方が白濁の色が濃い。
サウナは平時ならば大人4人が入れるサイズだが、昨今の感染症対策のため定員2名となっていた。
アメニティはフィードの柚子2点セットと必要最低限か。
施設内、隣接のホテル内にもレストランがあり、食事を取りたい方はそちらを利用されると良いだろう。
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金剛乃湯の泉質
肝心の温泉は、地下1300mからくみ上げられる天然温泉となる。
泉質はナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉。
加水なし、加温ありの循環であるが、塩素の投入は無いのか少量なのだろう、塩素臭は皆無だ。
カルシウム分が多い泉質のためか、浴槽にはびっしりと白色の成分が析出している。
やや緑がかった薄い白濁した見た目の温泉は、近隣の温泉の中では個性がハッキリした泉質である。
ぬるすべ感が強い浴感で、浴後の保温力が高く感じられる。
個人的には冬場にオススメの温泉だ。
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私の評価 | |
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住所 | 奈良県五條市新町2-1-33 |
公式HP | http://www.riversidehotel.co.jp/hot-spring/ |
泉質 | ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩温泉 |
営業時間 | 10時~23時 (受付は22時15分迄) |
定休日 | 毎月第1火曜日 |
料金 | 大人700円 小人(幼稚園~小学生)350円 |
入浴施設 | 内湯男女各1、露天風呂男女各1、サウナ、ジェットバス、打たせ湯、水風呂 |
浴室備品 | リンスインシャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー |
最終訪問日 | 2022年1月 |