西日本

【花山温泉 薬師の湯】関西最強の温泉!?、これはまさに大地の恵みだ 【16湯】

温泉好きな方に『関西でオススメの温泉教えて』と言えば、かなりの確率でこちらの温泉が入ってくるのではないかというくらい有名であり、尚且つその期待を裏切らないこと間違いなしという花山温泉さんをご紹介しよう。

その理由は、何と言っても主役である湯そのものであり、和歌山ラーメンのような濃厚な見た目やゴツゴツと堆積した析出物は目も楽しませてくれ、一浴の価値がある。

花山温泉へのアクセス

花山温泉は和歌山市に位置する。
和歌山市は言うまでも無く和歌山県の県庁所在地であり、最も多い人口を擁する都市である。そういった場所にあるので、花山温泉へのアクセスは抜群なのだ。

少し足を延ばせば和歌山城や和歌山ラーメンの代表格である井出商店、ポルトヨーロッパや紀三井寺などがあり、和歌山観光のついでに訪れるにはちょうど良いかもしれない。

すぐ横には高速道路の阪和道が走り、和歌山ICから5km、車で5分ほど。
国道24号線を走って、『花山』交差点を曲がればすぐの位置である。

あまりに高速道路と近いため、ナビによっては高速道路上を目的地としてしまう可能性も考えられるので、その点には注意が必要だ。

花山温泉の設備

花山温泉は日帰り入浴も受け付けるが、部屋数12の宿泊施設でもある。

日帰り入浴を大事にしているのか、他の日帰り入浴も受け付ける温泉宿と比べて8:00~23:00と非常に長いことも温泉ファンとしてはありがたい。

館内に入るとまず左手にお食事処『和み亭』がある。おすすめは釜飯で、炊き上がるまで時間が掛かるので入浴前に予約しておけば待つことなく炊き立ての釜飯を食べられる。

鍵付きロッカーに靴を入れて奥に進むと受付がある。
自販機でチケットを購入し受付するかたちだ。
渡り廊下を奥に進めば大浴場がある。

渡り廊下では、自噴する源泉が見られたり今を時めく大谷選手のサインなどこの地を訪れた有名人のサインがずらりと並ぶ。

また、この温泉ならではなのが時間で変わる料金だ。
朝8時~17時までは大人1100円、小人550円なのが、17時以降は大人850円、小人420円となる。これは毎日湯を入れ替えているが、夕方以降は多少湯がくたびれてくるということから、割引きをしているらしい。泉質へのこだわりが垣間見える。


大浴場はというと、内湯は42℃、38℃、26℃の温泉が投入される浴槽、沸かし湯のジャグジーと打たせ湯、水風呂、サウナ、露天風呂は40℃の温泉である。露天風呂へは主浴槽を通り抜けてゆくかたちとなるのが変わっている。

42℃⇒26℃、サウナ⇒26℃など素晴らしい泉質の温泉で交互浴を存分に楽しめるのが、こちらの温泉の良いところだ。

花山温泉の泉質

花山温泉公式より

花山温泉はその泉質が白眉である。
泉質は含二酸化炭素・鉄-カルシウム・マグネシウム-塩化物・炭酸水素塩泉だ。

その泉質名を見れば様々な成分が含まれていることが分かる。溶存物質量が16443㎎/㎏あるそうで、全国屈指の高濃度温泉であることが分かる。
何より湯舟にこびりついた析出物を見れば、その濃さが感じられよう。
見た目だけで言えば、奈良県の入之波温泉『山鳩湯』さんと似ているところがある。

含まれる炭酸ガスは1,742.4mgとこちらも非常に高濃度なのだが、成分が濃すぎるために肌への泡付きは見られない。
26℃の浴槽が源泉のまま加温・加水無しであるのでその特徴を感じられるであろう。

私の好みは38℃の浴槽なのだが、こちらは大人が3人入れば一杯という大きさであるので、いつも一杯であるし私も長湯しすぎないように気を付けている。入浴マナーには気を付けたいものだ。

こちらは純温泉協会の会員であり、26℃の源泉槽が最高ランクの純温泉Aに認定されている。

※純温泉A…完全放流式・加水なし・加温なし・循環ろ過なし・消毒なし・入浴剤なし

純温泉協会ホームページへのリンク

花山温泉公式HPより
私の評価
住所 〒640-8303 和歌山県和歌山市鳴神574
公式HP http://www.hanayamaonsen.com/
泉質 含二酸化炭素・鉄-カルシウム・マグネシウム-塩化物・炭酸水素塩泉
営業時間 8:00~22:00 (最終受付21:00)
定休日 毎週木曜10:00以降休館
料金

8:00~17:00 大人1100円 小人550円

17:00以降 大人850円 小人420円

入浴施設 男女各1内湯、サウナ、水風呂、露天風呂、打たせ湯
浴室備品 ボディソープ、シャンプー、トリートメント、ドライヤー、ロッカー
最終訪問日 2022年3月

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